2024-12-22
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医療現場のIT化・電子カルテ導入によるメリット

「電子カルテを導入して本当に効率化につながるのだろうか」と疑問を持っていませんか?
電子カルテを含む、IT化に日本の医療業界が消極的なのはなぜでしょうか。

電子カルテを導入する際には、導入コストはもちろんのこと、スタッフの理解や教育が必要なため、なかなか導入に踏み切れない病院・クリニックは多いようです。
実際、電子カルテを導入したクリニックでは、完全電子化を実現するまでに約7年を要したといいます。
大病院ならそれだけのコストをかける価値がありますが、小規模病院やクリニックにIT化が必要か疑問視されているのはそのためです。

とはいえ電子カルテの導入には多くのメリットがあります。
メリットの1つは、医療の安全性向上です。
電子カルテを利用すれば、診療時に患者さんの既往歴、アレルギーなどの情報を確認できます。
問診で禁忌薬が分かったら、その後、対象の薬を処方しようとすると警告が出るような機能もあり非常に便利です。
また、患者さんへのサービス向上が見込めるというメリットもあります。
モニターに検査結果、画像を表示して患者さんに分かりやすく説明を行うことができます。
電子カルテを使用することで、インフォームドコンセントの充実につながるのです。

最大のメリットは、業務の効率化を図れること。
電子カルテ、予約システムの導入などIT化をすすめることで、毎日の業務が簡素になり、人材不足を補うことができます。

このように、医療現場へのIT化導入化は、患者さんや医療従事者の双方にとってさまざまなメリットが多いとされています。